AIで2025年プロ野球12球団戦力ランキング作ってみた【セ・パ総合分析】
2025年プロ野球12球団を、出塁力・長打力・機動力・先発力・救援力・守備力の6指標で横断比較。
📌 この記事でわかること
ソフトバンクが強すぎるのは知ってる。でも「どこが何で強いのか」、データで読み解いたことはありますか?打率・防御率だけでは見えない出塁力・長打力・機動力・先発力・救援力・守備力の6指標で、セ・パ12球団を同じ土俵で比較します。セ・リーグとパ・リーグ、本当に差はあるのか。意外な強豪・意外な弱点が、数字から浮かび上がります。
① ソフトバンクは全カテゴリトップ水準——隙のない完成度
② 日本ハムが総合2位(61pt)。長打・先発・救援・守備が揃った新鋭の完成形
③ 阪神は救援・守備で12球団1位。「守り勝つ」設計が数字で証明される
④ DeNA・巨人は先発や打撃が上位でも総合低位。強みと弱みの落差が大きい
📊 2025年シーズン 12球団 総合スコア一覧
| 総合 | チーム | リーグ | 出塁 | 長打 | 機動 | 先発 | 救援 | 守備 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ソフトバンク | パ | 1位 | 3位 | 1位 | 1位 | 3位 | 6位 | 63pt |
| 2位 | 日本ハム | パ | 5位 | 1位 | 3位 | 3位 | 2位 | 3位 | 61pt |
| 3位 | 阪神 | セ | 4位 | 6位 | 4位 | 4位 | 1位 | 1位 | 58pt |
| 4位 | DeNA | セ | 7位 | 2位 | 8位 | 2位 | 11位 | 5位 | 43pt |
| 5位 | 中日 | セ | 12位 | 9位 | 5位 | 6位 | 4位 | 2位 | 40pt |
| 6位 | オリックス | パ | 2位 | 4位 | 10位 | 8位 | 10位 | 9位 | 35pt |
| 7位 | 楽天 | パ | 6位 | 12位 | 2位 | 12位 | 6位 | 8位 | 32pt |
| 8位 | 西武 | パ | 11位 | 11位 | 7位 | 5位 | 9位 | 4位 | 31pt |
| 9位 | 巨人 | セ | 3位 | 5位 | 12位 | 9位 | 7位 | 12位 | 30pt |
| 10位 | 広島 | セ | 8位 | 8位 | 11位 | 7位 | 5位 | 10位 | 29pt |
| 11位 | ロッテ | パ | 9位 | 10位 | 6位 | 10位 | 12位 | 7位 | 24pt |
| 12位 | ヤクルト | セ | 10位 | 7位 | 9位 | 11位 | 8位 | 11位 | 22pt |
※ 各項目を12球団で順位化。1位=12pt、12位=1pt。最大72pt。同点は内部加重スコア合計で順位を決定。
※ 機動力は、盗塁数・盗塁成功率・犠打成功率を中心に、本塁打以外でどれだけ得点を積み上げたかを見る「非HR得点数」を補助的に加えて評価しています。
※ セ・パではDH制や対戦環境が異なるため、横断比較用の参考ランキングです。2025年シーズン終了時点の最終成績を使用。
🕸 12球団レーダーチャートで見る戦力図
チームボタンで表示・非表示を切り替えられます。「セ全選択」「パ全選択」でリーグ別比較も可能。
※ セ・パではDH制や対戦環境が異なるため、完全な絶対評価ではなく横断比較用の参考ランキングです。
※ 2025年シーズン終了時点の最終成績を使用しています。
🏆 12球団 戦力分析(総合順位順)
出塁力・機動力・先発力で12球団1位、長打力・救援力も3位圏内。守備力も6位と大きな穴ではなく、隙の少ない総合力が63ptという数字に表れている。
機動力1位は盗塁98個・成功率80.3%・犠打成功率89.6%という高水準の走塁が主因。非HR得点数381も高く、本塁打以外でも得点を積み上げられている。盗塁数・成功率・犠打成功率の高さと合わせて、走塁や小技を得点につなげる力が高いチームといえる。先発防御率2.37・QS率61.5%という安定した投手陣が試合を作り、打線が確実に点を重ねる——その両輪が噛み合った結果だ。
唯一の6位は守備力だが、DER.707・失策77はパ内でむしろ中程度。ソフトバンクの「弱点」は他球団の「普通」に相当する。63ptという数字は2位日本ハム(61pt)に2pt差をつけており、12球団で最も「総合力の高いチーム」であることをデータが証明している。
長打力12球団1位(本塁打129・ISO.133)を軸に、先発力3位・救援力2位・守備力3位・機動力3位とほぼ全カテゴリが上位に揃う。61ptはソフトバンクの63ptと2pt差で、内容の充実度は12球団で突出した2強の一角だ。
機動力3位は盗塁79個・成功率72.5%という走塁が支えている。本塁打だけでなく非HR得点数356も高く、長打一辺倒ではない得点パターンも持っている。
「打って大きい点を取る」スタイルと「先発・救援が締める」投手陣が高次元で噛み合っており、ソフトバンクとは「機動力型」vs「長打型」という攻め方の違いがある。守備力3位(DER.713・失策73)も安定しており、現在のパ・リーグで最もバランスが取れたチームの一つだ。
セ・リーグ断トツの総合3位(58pt)。救援力・守備力が12球団1位という飛び抜けた数字が最大の特徴だ。救援防御率1.96・ホールド162はリーグ全体で最高水準で、先発が崩れても後ろが必ず締める。失策56・DER.715という守備数値もセ・パ通じてトップクラス。
打撃面では長打力6位と派手さはないが、出塁率.313・四球数441の出塁力4位が示すように四球を選んでランナーを貯める堅実な攻撃が基盤にある。機動力も4位(盗塁100個・成功率70.9%)と中上位で、打線全体としての得点力を着実に発揮している。
ソフトバンク・日本ハムと比べると先発力・長打力でやや劣るが、救援・守備という「守り勝つ」能力では12球団全体で最高評価のチームだ。58ptはセ・リーグ2位のDeNA(43pt)に15pt差をつけており、セ内での優位性は数字で明確に示されている。
「先発力2位なのに総合4位」という数字の矛盾がDeNAを語る上で最も重要なポイントだ。先発防御率2.74・QS率63.6%・平均投球回6.12はソフトバンクに次ぐ12球団2位の水準で、長打力も本塁打110・長打率.368で2位。攻撃力・先発力は間違いなくリーグ上位だ。
問題は救援力11位(救援防御率3.37・救援失敗21)というブルペンの課題だ。先発が好ゲームを作っても、後ろがリードを守れない場面が多く、最終的なスコアに結びつかない構造がある。機動力も8位にとどまり、長打力・先発力ほどの上位評価には届かなかった。得点力の面では長打への依存度がやや高く、走塁や小技で上積みする部分は課題として残る。
「強みと弱みの落差が最も激しいチーム」として、ペナントでも勝ったり負けたりのムラが出やすい。救援陣の整備が上位安定への最大の鍵だ。
12球団で最も「打てないが守れる」チームの典型が中日だ。出塁力は打率.232・出塁率.287で12球団最下位。四球数338もリーグワーストで、攻撃力の評価は底を打っている。
それでも総合5位に入れる理由は守備力2位・救援力4位というバランスにある。DER.704はセ・パ通じてトップ5水準で、失策も64と少ない。救援防御率2.65・ホールド128も高評価で、投手と守備が攻撃力の物足りなさを補う「守り切る野球」が機能している。機動力5位(盗塁79個・成功率71.8%)も、得点機を作ろうとする戦術的な色が出ている。
「打線が弱いのに戦えている」のは偶然ではなく、投手+守備の組み合わせが数字で証明されている。
出塁率.314・打率.255で出塁力は12球団2位、長打力も本塁打100本・長打率.364で4位と、打線のポテンシャルは高い。しかし先発力8位・救援力10位と投手陣が伸びきらず、打線の出塁力を勝ちに結びつけきれなかった。
機動力10位の主因は、盗塁58個・成功率67.4%という走塁の伸びの低さにある。盗塁数・成功率が振るわず、「出塁はできるが走れず、投手が追加点を失う」という流れがペナントの苦戦につながっている。
連覇時代(2021〜23年)と比較すると、投手陣の水準低下が最大のポイント。打線の出塁力は維持されているだけに、先発・救援の立て直しが順位浮上の鍵になる。
機動力2位の最大の要因は盗塁110個・成功率84.0%・犠打成功率84.6%という高精度の走塁にある。非HR得点数(328)も一定数あり、「走って点を取る」スタイルが数字にも表れている。
一方で長打力は本塁打70本・長打率.329でワースト12位。先発力もQS率40.6%・先発防御率3.72で12球団最下位。打って大きい点は取れず、投手は早々にゲームを崩す。「走らないと点が入らない」という事情が機動力特化につながっている側面もある。
32ptという数字は、機動力の突出した高さが全体を引き上げている形だ。先発さえ改善できれば大きく浮上する可能性があるが、それが長年の課題として残り続けている。
出塁力11位(打率.232・出塁率.289)・長打力11位(本塁打80・長打率.328)と打線は12球団でも最下位クラス。守備力4位(DER.702・失策65)・先発力5位(先発防御率3.10)は「守って投げる」型として機能しているが、中日が救援力4位で持ちこたえているのに対し、西武は救援力9位とブルペンで崩れる傾向がある。
機動力7位(盗塁91個・成功率68.4%)は盗塁数こそ多いが、成功率の低さが評価を引き下げている。打線の弱さと機動力の低効率が重なり、得点源が見つかりにくい状態だ。
かつての西武打線の面影はなく、現在は「投守で耐え、走塁で凌ぐ」スタイルに移行中。打線の再建が最優先課題だ。
出塁力3位(打率.250・出塁率.312・四球402)・長打力5位(本塁打96)と打線のスペックは上位だ。しかし機動力12位・守備力12位という二重の最下位評価が全体スコアを大きく引き下げている。
機動力は盗塁53個・成功率57.0%と走塁の各指標が軒並み下位水準で、非HR得点数311も伸びていない。走塁戦術がほぼ機能していない状態だ。守備力はDER.696・失策78で失点への直接的な影響も大きく、打線が点を取っても守備でより多くの点を与えるリスクがある。
「強い打線+弱い守備・機動力」の組み合わせは、ペナントで勝ち続けることの難しさを実感させる数字だ。先発力9位も低く、投打守の3方向で課題を抱えている。
救援力5位(救援防御率2.76・ホールド122)はこのチームの唯一の上位評価で、ブルペンの安定感は本物だ。しかし打線・機動力・守備という3方向での課題が29ptという数字に表れている。
機動力11位の主因は、盗塁57個・成功率58.8%の低さ。非HR得点数は一定程度あるものの、走塁面で大きく稼げていないため、機動力評価は下位に沈んだ。犠打成功率87.1%は高く戦術的な細かさはあるが、そもそもの得点力が伴っていない。守備力10位(失策75・DER.697)も失点を招きやすく、救援陣の頑張りを攻守両面で削ってしまう形だ。
「ブルペンは本物・それ以外に課題」という構造が改善されない限り、29ptという評価が大きく変わることは難しい。
機動力6位(盗塁68個・成功率72.3%)と守備力7位(DER.700・失策67)は全カテゴリの中では上位評価で、走塁と守備でゲームを作る土台はある。しかし救援力12位(救援防御率3.82・救援失敗32)というブルペンの課題が全体を引き下げている。
救援失敗32はリーグワーストで、リードしていても逆転を許す試合が頻発した。先発力10位(先発防御率3.48・QS率46.2%)と先発も下位評価で、投手陣全体が攻守で作った流れを勝ちにつなげきれない構造になっている。
24ptという数字は、投手陣——特に救援の立て直しなしに改善できない。機動力・守備という強みを活かすためにも、ブルペン整備が最優先課題だ。
セ・パ通じた総合最下位。長打力は7位と中位に踏みとどまったが、出塁力10位(打率.234・出塁率.297)・先発力11位(先発防御率3.89・QS率50.3%)・守備力11位(失策72・DER.680)が下位に沈み、総合では12位となった。
本塁打90本と一発力は残っているものの、出塁率.297が示すように本塁打以外での出塁・得点機会作りが伸び悩んでおり、長打を活かしきれていない。機動力9位(盗塁61個・成功率70.1%)も中下位で、打線全体としての得点力が乏しい。
かつては「強い打線・弱い投手」のイメージだったが、現在は長打力以外の打撃指標も低下し、弱点が複数化している。22ptという数字は他の下位チームとも差があり、長打力以外の底上げが求められる段階にある。
🔍 セ・リーグ vs パ・リーグ、どちらが強いのか?
セ・リーグ6球団の平均:(58+43+40+30+29+22)÷6=37.0pt
パ・リーグ6球団の平均:(63+61+35+32+31+24)÷6=41.0pt
パ・リーグが平均4pt上回る結果に。注目は1位ソフトバンク(63pt)・2位日本ハム(61pt)というパ上位2強の圧倒的な数字で、パ全体の平均を大きく引き上げている。3位以下を個別に見ると、セ3位の阪神(58pt)はパ3位のオリックス(35pt)を大きく上回っており、「パが全体的に強い」というより「パの上位2球団が突出している」構造といえる。
ただし、DH制や対戦環境を完全に補正したものではないため、リーグ優劣の断定ではなく、同一指標で並べた参考比較としてご覧ください。
一方でセ・リーグは阪神(58pt)が断トツで、DeNA(43pt)以下は比較的接戦。パは上位2強と残り4球団の間に大きな差がある。
💡 まとめ:12球団を一言で表すと
| 順位 | チーム | リーグ | 合計 | 一言まとめ |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ソフトバンク | パ | 63pt | 全方位型の完成形。出塁・機動・先発の三冠。 |
| 2位 | 日本ハム | パ | 61pt | 長打1位・救援2位。打って抑える現代野球型。 |
| 3位 | 阪神 | セ | 58pt | 救援・守備12球団1位。守り勝つ設計の極致。 |
| 4位 | DeNA | セ | 43pt | 先発・長打は上位。救援整備が最大の課題。 |
| 5位 | 中日 | セ | 40pt | 打てないのに守れる。職人型の戦い方。 |
| 6位 | オリックス | パ | 35pt | 打線の出塁力はある。投手陣の低下が誤算。 |
| 7位 | 楽天 | パ | 32pt | 機動力2位・先発12位の一芸極端型。 |
| 8位 | 西武 | パ | 31pt | 守備4位・先発5位だが打線が12球団下位。 |
| 9位 | 巨人 | セ | 30pt | 出塁3位なのに機動・守備が12位。ちぐはぐ。 |
| 10位 | 広島 | セ | 29pt | 救援5位が光る一方、機動力・守備力で苦戦。 |
| 11位 | ロッテ | パ | 24pt | 走れるが救援力12位。ブルペン整備が最優先。 |
| 12位 | ヤクルト | セ | 22pt | 長打力は中位も、投守と出塁面に課題。底上げが急務。 |
📝 おわりに
今回は2025年シーズン最終成績をもとに、セ・パ12球団を6つの指標で横断比較しました。
ソフトバンクの「出塁・機動・先発すべて1位」という完成度、日本ハムの「長打×投手の現代型」、阪神の「救援・守備で守り勝つ設計」——それぞれ勝ち方のスタイルが明確に数字で見えてくるのが面白いところです。一方でDeNAの「先発2位なのに総合4位」や巨人の「出塁3位なのに機動・守備12位」というちぐはぐさも、打率・防御率だけでは気づきにくいデータの面白さです。
2026年も同じ指標でシーズン途中と最終版を分析予定です。次回もぜひご覧ください。
※ 本記事の評価指標・スコアリングは独自集計によるもので、NPB公式の評価とは異なります。
※ セ・パではDH制や対戦環境が異なるため、完全な絶対評価ではなく横断比較用の参考ランキングです。
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